亡くなった祖父母の遺品整理をしていた時、最も困った存在に写真がありました。自分たちが写っているものは頂いて帰るといった選択ができたのですが、祖父母が若いときの写真や知らない親戚のものなどはどう処分したら良いのかわからなかったのです。燃えるゴミとして処分するのは心が痛むし、かといって取っておいても仕方がありません。
結局先に他の場所を処分している間に考えようということになったのですが、結局良い案は浮かびませんでした。
最終的に身内で取っておきたい写真は各自持ち帰り、その他の写真は少しずつ燃えるゴミに混ぜて捨てることにしました。人が写っているものをゴミと一緒に捨ててしまうのは気がひけるものですが、リサイクルなどはできないでしょうから仕方がないと思ったのです。
簡単に捨てたり売ることができない思い出というものは、最も処分するのが大変なものなのだなと実感しました。いまならもっと良い処理の方法があったのかもしれないなとも思ってしまいます。