子供の頃にした大掃除

私がまだ小中学生の頃は、12月31日には家族総出で大掃除をしていました。毎年それぞれに担当する場所が決まっていました。
父は車と網戸、物置でした。母はキッチン、洗面所、お風呂とトイレという水回りを掃除しました。私は自分の部屋、玄関、窓ガラスです。兄はなぜか毎年自分の部屋だけで、大して大掃除には参加しませんでした。おそらく部屋もほとんど掃除などせず、こもってゲームばかりしていたと思われます。兄はいつも優遇されていたのです。
我が家の玄関は、田舎の家なのでかなり広々としています。大掃除の日は、まず下駄箱から靴を出して雑巾で拭きます。次に玄関の掃き掃除をしてからホースで水を撒いて洗い流します。最後に水を掃きだしておしまいです。師走ともなると寒いので、水撒きはつらい作業でした。
続いてはガラス拭きです。ガラス掃除用のスプレーを吹き付け、乾いた雑巾で拭いていきます。小さい頃はスプレーから泡が出るのが面白くて窓ガラスの担当にしてもらったのですが、成長してくると外は寒くてこれもつらい作業でした。
両親が亡くなり寝屋川であたたかい家族葬をあげて10年以上経ちますが、毎年大晦日が近づくと、そんな大掃除の風景を思い出します。

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